再びアテネ

イタリアでもビックリ、マラソン男子。
アテネオリンピック最後の最後で、男子マラソン・イタリアのバルディーニ選手が金メダル。
しかも伏兵というか、番狂わせというか、予想以上の大健闘。
イタリアではさぞかし盛り上がっているのだろう。

今回の男子マラソンはどうしても、ブラジルのデリマ選手を襲った乱入男の話題に
なってしまう。アイルランド人の自称元司祭。F1でも乱入の前科あり。
ヤツがデリマ選手に接近する前に、何とか食い止める手段はなかったのかとか
警備が甘かったのではと、ついつい非難めいたことを言いたくなるが、
デリマ選手は本当に素晴らしい態度を貫いた。
3位でスタジアムに入ってきたとき、観衆は乱入男の模様をすでにモニターで見ていて
デリマ選手を大歓声で迎えた。
それに投げキッスと歓喜の飛行機のポーズで答える笑顔のデリマ選手。
美しい笑顔だと心から思った。

誰も責めることなく、後ろを振り返ることなく、まぶしいまでの笑顔。

私がギリシャ人だったら、ちょっと後ろめたかったと思う。
あんな形で競技を妨害した男を事前に食い止められなかったことに。
自分の国の警備の甘さに。
でもデリマ選手の笑顔で救われたギリシャの人たちも多いだろう。

私が金メダルのバルディーニ選手だったら、ちょっと複雑だったと思う。
自分の実力で勝ったと思いたいのに、どうしても「あの事件があったから取れた金」
と思われてしまうことに。
フェアに戦えなかったことに。
でもデリマ選手の笑顔で素直に喜べる気持ちになったかもしれない。

デリマ選手は、その笑顔でたくさんの人たちを救ったのだと思う。

私はブラジル音楽が好きだ。彼らは貧困や政治的圧力など、
いつも苦しい中でも、音楽と踊りを忘れなかった。
ブラジルの感性として常に語られる「サウダージ」という言葉。
「郷愁」などと訳されることも多いが、私はこう思う。
ちょっと悲しい気持ち。切なさ。
いつもそうしたエッセンスを抱えていながら、賑やかでハッピーでリズミカルな音楽に
サウダージを溶け込ませる。それがブラジル流。

デリマ選手のゴールの笑顔を眺めているうちに、悲しみを抱きながら歌い踊る
彼らの美しい文化を思っていた。
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by triothep | 2004-08-31 01:28 | Vocal マメの独り言 | Trackback | Comments(0)

ブログも拡張中

今日は頑張ってこのブログに手を入れてみた。
音楽系ブログらしく、ライフログを使ってトリピが今までカバー(コピー?)
してきた曲の入ったアルバムなども載せた。
これからもお気に入りを見つけたら、載せてみようと思っている。
バンドの荷物が拡張するのはなかなか大変だが、ブログが拡張するのは
我が子の成長を楽しむようで、いい気分♪
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by triothep | 2004-08-30 00:04 | 今後の予定(その他諸々) | Trackback | Comments(0)

ごめんなさいって何だろう?

あなたの感動、アテネ五輪!

オリンピックがもうすぐ終わろうとしている。
今回の日本選手団は大活躍。当初の予想よりはるかに多いメダルを獲得した。

しかし期待されていたにもかかわらずメダルに届かなかった選手たち、
期待されていたメダルの色と違ってしまった選手たちもいる。
当たり前だ。競技なんてそんなものだ。
予定調和のスポーツなんて見ていて面白いわけがない。

でも、期待にこたえられなかった選手や監督がインタビューで
「ごめんなさい」と何度も言っているのを聞いた。
謝らなくていいよ。悲しくなる。
いつから日本人選手は、負けて謝るようになったんだろう。

謝ったりしたら、誰のために競技をしているか分からなくなるじゃないか。
自分が好きで続けてきたスポーツでしょ?
誰のためでもない、自分のためにプレイしてきたんでしょ?

もちろん応援してくれた人への感謝、サポートしてくれた人への思いは
高いステップに臨めた人であればあるほど感じるだろう。
でも「ありがとう」と「ごめんなさい」は全然違う。
「悔しい」と「ごめんなさい」もまったく違う。

「ごめんなさい」と思わず言わせてしまう大衆のプレッシャーも恐ろしい。
大体、私も冒頭で書いたが、「当初の予想」ってのが曲者だ。
メディアで大々的な予想なんてものを下手に発表するから、期待は高まるし
プレッシャーはますます大きくなる。
そして期待通りにメダルが取れて「当たり前」なんてことになったら目も当てられない。


スポーツの結果、大衆に対して言う「ごめんなさい」は不必要だ。
自分に対してだけこっそりつぶやく「ごめんなさい」はアリだと思う。

そんなことを考えた、アテネオリンピック。
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by triothep | 2004-08-29 19:35 | Vocal マメの独り言 | Trackback(2) | Comments(2)

拡張する荷物

トリピが結成された頃、メンバーは6人居た。
それぞれが自分たちの荷物を両手に持てる程度の機材しか使わなかった。

それがメンバー1人減るたびに、アレンジを変え、
担当楽器の種類が増え、4人となった今の荷物はすごいことになっている。

昨日のスタジオでは初めてキーボードが2台になった。
あかねちゃんが以前から使っていたもの+まさごっちのキーボード。
これをまさごっちの私物のキーボードスタンドに二段重ねで設置して
右手と左手で音を変えて(たいていの場合は左手がベースラインを弾く)
演奏するのだ。
これまで1台のキーボードのキーのほぼ真ん中あたりで、
低い音はベース、高い音はピアノといった形に音を振り分けていたより
使える鍵盤の数が圧倒的に増える。

9月19日のレコーディングでは、ふだんエレアコギターを使っているはやぴが
曲によってクラシックギターをマイクで拾って弾く予定。
ということで昨日は、エレアコとクラシックギター、そしていつも使っている
エレアコウクレレ(というのかなぁ)がお目見え。

まさごっちも以前はドラムしか叩かなかったのに
今はカホーンという、大きな箱みたいな打楽器や、コンガも持参。

まめも、ちょっとしたパーカッション(マラカスとかクラベスといった小さなもの)
だけだったのに、フルートが増え、さらにアコーディオンまで持ち歩く。

トリピが荷物を抱えてうろうろしている姿は、家出少年少女みたいだ。
これまでは軽のワゴンに、パズルのように上手に積めば全ての荷物が
入ったのだが、そのうち積みきれなくなりそう。

でも不思議なことに、トリピの音はどんどんアナログ化している気もする。
荷物の量に、デジタル化が反比例。
というわけではないのだろうが、音そのものがシンプルになっている傾向はある。

使っている音が0と1だけのデジタルで表されたとしても
そこに表現される音には、体温が通っていてほしい。
それが私たちのスタイルなのだろう。
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by triothep | 2004-08-29 14:06 | トリヲ座Pって何者? | Trackback | Comments(0)

レコーディング準備の日々

あと1ヶ月後に迫ってきたレコーディング。
我々はできるだけ当日の作業を簡略化しようと、MIDIの打ち込みをしたり、
ジャケット用の歌詞カードの準備にとりかかったりしている。
今一番大変なのは、トリピのMIDI隊長ことあかねちゃん。
CD用のアレンジも考え、MIDI作成もしている。
あかねちゃんと手分けして頑張っているのがまさごっち。
2人はお盆休み返上で、レコーディング準備に専念してくれていた。

その隣でまめは歌詞の英訳に励む。
3人がノートパソコンを広げてそれぞれの作業に没頭する図は
なかなかのハイテクっぽい雰囲気。
いや、そんなことはどーでもいいのね。
あかねちゃんは完璧主義なところがあるから、ちょっとやそっとじゃ妥協しない。
おかげで「まぁええやーん」と言いたくなる、怠け者まめも引っ張って行ってもらってる。
でもその完璧主義のために、あかねちゃんが時々辛くなっていることは
容易に想像できる。
何も手伝えない自分がもどかしい。

結局今がんばっているあかねちゃんは、レコーディング当日はおそらく
メンバーの中で1番のんびりできるはずだ。
そしてはやぴが最もハードなレコーディングになるだろう。
ついでまめ。

今から1ヵ月後を見据えて、コンディションを整えておかねば。
あかねちゃんとまさごっちの頑張りを、踏みにじりたくないもんね。
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by triothep | 2004-08-18 22:22 | CD、レコーディング情報 | Trackback | Comments(6)

次回のライブはタンゴパーチー

師匠のダンス生活25?30年らしい記念

最近トリピはパーティーバンドになってきた!!

たしかに私たちのサウンドはパーティー向きかもしれない。
ちょっとハッピー。ちょっとノー天気。
体も動き出すし、心だってちょっとは揺さぶれる(こともたまにはある)。

でも次のライブはなんとアルゼンチンタンゴをメインとしたパーティーでの演奏なのだ。
アルゼンチンタンゴ・・・。
大人~な雰囲気で、セクシーに男と女が物語を作り出す。
目と目で会話。体をくねらせコミュニケート。
すいません、アルゼンチンタンゴ好きの皆様。
あくまでイメージです。(無知なもんで)

そこにトリピがどう絡んでいくのだろうか。

でもたぶんそのパーティーを企画している友人besame muchoさんは
従来のアルゼンチンタンゴのイメージ以上に型破りな、ダンスで表現するという
手法を試行錯誤しながら見つけようとしている人なのだ。
だから私としても彼女の踊りを観るのを楽しみにしているし、
従来の枠にとらわれない、踊りを楽しむ、音を感じる場所が生まれることを期待する。
そこに私たちのサウンドが流れることを想像すると、ワクワクするなぁ。

besame muchoさんと時々こんな話をする。
音楽もダンスも同じだねって。
そこには必ず「伝えたい」何かが存在する。
でも往々にして日本人は「体裁よく見せる、聞かせる」ということだけに
気をとられて、何を伝えたいかということを忘れてしまう。
いや、伝えることなんて考えてないのかもしれない。
でも、本来「伝えること」が先にあるはずなんだ。
踊りや歌や言葉なんて、ただの手段にすぎない。
なのに本末転倒な「アート」の多いこと。
仏作って魂入れず。
そんなのイヤだよね。
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by triothep | 2004-08-12 23:29 | 今後の予定(その他諸々) | Trackback | Comments(2)

応援係

今日はあかねちゃんとまさごっちが集まって、
レコーディング用のバックトラックをMIDIで作っていた。
まめとはやぴは仕事。
まめは仕事終わりにあかね&まさごっちチームに合流。

といっても、まめにはやることがない。
「がんばれー!がんばれー!」と応援するのもかえって邪魔。
・・・うーん。
というわけで、パンを差し入れ。
みんなでコーヒーやお茶を飲んだ後、食器洗い。

ええと、ええと、あとは、やることがない~。

あ、そうだ。
今度作るCDにはライナーノーツも作る予定で、
その歌詞カード用に歌詞を英訳する予定だったんだ!

というわけで突如机に向かって英語を書き始めるまめ。
しかし、歌詞の英訳って難しい~!!!
ただの直訳じゃあカッコ悪いし、変えすぎても意味が変わっちゃう。
少しは香りのいい単語を使いたいけど、ニュアンスの理解も自信ないし。

いったい誰だよ!こんなややこしい歌詞書いたの!英訳しにくいじゃないの!!

あ、私が作った歌詞だった(涙)。
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by triothep | 2004-08-12 00:53 | Vocal マメの独り言 | Trackback | Comments(2)

動き出します!

いよいよCD製作計画が本格化してきた。

レコーディング決行は9月19日。シングルではなく、ミニアルバムサイズの規模にしたくて
メンバーみんなで選曲もした。
まめはレコーディングスタジオの見学に行き、担当の人と打ち合わせ。
とっても親切な中西さんは、私たちのわがまま満載の計画についても
イヤな顔ひとつせず、できる限りの協力を約束してくれた。
そして私たちはレコーディングをより効率的にするためのミーティング。

はぁぁぁワクワクするぅぅ。

でも、ここまで来るには色々な人たちからの影響があった。

ライブに来て「CDはないの?」と訊いてくれた大好きな友達。
「絶対君たちはCDを作るべきだよ!できたら何枚か買って僕の友達にもプレゼントする」
と約束してくれた大切なキミ。
レコーディングスタジオを教えてくれたまめの仕事仲間。
細かい質問にも誠実に答えてくれたスタジオの中西さん。
私たちがいつも練習しているスタジオのマスターは、
私たちのオリジナルソングを褒めてくれたっけ。
高校時代の先生も「この曲とこの曲がとくにお気に入り」とライブビデオの感想をくれた。

そんな色んな人の言葉が、私たちのエネルギーになっていった。
ありがとう。
今度は私たちの音楽で、エネルギーをプレゼントしたい。
誰かがほんの一瞬でも笑顔になれますように。


CD完成の際には、このブログを通じても販売できるように検討しています。
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by triothep | 2004-08-06 11:12 | CD、レコーディング情報 | Trackback | Comments(0)

若気の至り

昨日の練習の後、ミーティングをかねてみんなでご飯を食べた。

ふとした会話から「最近よく聴く音楽」という話になった。
はやぴ&あかねちゃんは、トリピの6月のライブMDをよく聴いてる!と言っていた。
実はまめも時々聴く。
しかし、彼らはも1つ別のバンドの名前を出した。
「LAVISH」!よく聴くで~♪

このラヴィッシュというバンドは、何を隠そう、まめとはやぴが
高校時代に結成した「生まれて初めてのバンド」なのだ。
そのライブのカセットテープを、劣化しないようわざわざMDに録音しなおして
爆笑しながら聴いているらしい。
実際当時演奏していたまめより、あかねちゃんの方がずっとよく覚えている。
「まめさぁ、『もっとノッてくださーい♪』とか言ってんねんで(笑)」
「ぶへ~!図々しい高校生やなぁ。自分でノラせる演奏しろっちゅうねんなぁ」
いやだ~、15年も前のことを、三十路すぎてもからかわれるなんて~!!

ラヴィッシュは、いわゆるバンドブームの真っ只中に、高校の軽音楽部で組んだ
はずかしいくらい80年代のロックバンドだ。アン・ルイスとかHEARTとかコピーしてた。
ひとしきり、いかに我々LAVISHが下手くそで、それに気づいていなかったかを
涙流しながら話して、ふとまめが思い出したことがある。

「あ、私の家にLAVISHのライブビデオがあるかもしれない・・・」。
突如色めきたつトリピ。
なんで15年も前の下手くそな、高校生エセロックバンドで、こんなに盛り上がるねん!
でも、そこではやぴがふと一言。
「15年も前のバンドを、今でもこんなに笑えるって、音楽ってホンマ素晴しいなぁ」。
うん、確かにその通りだ。素晴しい。

で、その夜私は部屋の古いビデオ置き場をあさり、文化祭でのライブを映した
ビデオを発見。すぐに見たい気持ちと、どんなひどい演奏なのかという不安が
入り混じり、とうとう見ずに寝てしまった。根性ナシ。

そして今朝。意を決して一人鑑賞会。当然ボリュームはしぼり気味。


・・・・・・キャー!!! はずかしぃぃぃぃぃぃぃぃぃィ~~~~!!!!!!!!!


だって、まめの姿ったら、80年代ソバージュヘアに
黒のレザータイトスカート、黒のレザーのハット、ショッキングピンクのシルクタンクトップ。
それで80年代風に飛んだり跳ねたり、踊り狂ってる。
顔はパンパンに丸い子供顔だし、お客さんに「みんなもっと踊って~!!」とか
厚かましいことを絶叫している。

ビックリした。穴があったら入りたかった。

1つだけいいところを無理やり見つけようと思った。
あんなに大騒ぎして、オーバーアクションで動き回っているというのに
私は息切れしないで歌っている。昔から肺活量はあった方とはいえ
うーん、10代ってすごいわ。

見終わって、いたたまれなくなった私は、2月に行ったトリピのライブのビデオを見て
ほっと一息ついてしまった。はぁぁ、大人になるって素晴しいわね。

前回載せた、ケリーのグッバイパーティーでの、トリピライブの写真です。
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by triothep | 2004-08-01 11:48 | Vocal マメの独り言 | Trackback | Comments(2)